派遣で高収入を希望する場合ですが、一般的に派遣は時給で計算されているので、収入をアップするには高時給の派遣に就くことでしょう。高時給の派遣と呼べるものですが、大手企業に派遣されるか、システムエンジニアやプログラマーといったIT関連企業のような専門職に就くことで時給がアップします。
一口に派遣と言っても、大都市と地方では「平均時給」が異なります。介護職などは低賃金と言われますが、大都市の介護職の場合は(企業にもよりますが)、地方よりは時給が高く設定されています。ただ、大都市の場合は地方より不動産価格や物価が高くなりますから、トータルで考えるようにしてください。
高時給の仕事としては、不動産会社や証券会社、情報通信関連企業などの大手企業の時給は高く設定されています。また、経理やシステムエンジニアなどの専門職も高時給です。同じ不動産会社に勤めるにしても、一般事務と経理では時給が異なりますから、高収入を希望する場合は、より専門性の高い職種を狙うことでしょう。
派遣先には、企業によって「住宅補助」や「昼食補助」などの補助金制度が付くところもありますから、時給以外にその他の条件面もご確認ください。時給が低い代わりに、補助金制度を作ってカバーしている企業もあります。大手企業であれば、福利厚生なども充実していますが、なかには交通費が支給されない、もしくは支給されても全額でない場合もあるので注意が必要です。
「パワーポイントができれば時給アップ」のように、スキルが高ければ時給が上がるケースもあります。英語などが話せれば、同じ営業事務をしていたとしても、それ以上に高いコミュニケーションスキルが必要な部署に配属されて、時給がアップします。
インターネットを利用して自分の住んでいる都道府県ごとに、派遣の平均時給をチェックすることができます。職種や勤務地などを選択して、検索してみてください。たとえば、介護の仕事を探しているとすると、東京都の平均時給は1528円と出ていますが、山梨県では1050円に下っています。また、エンジニアの平均時給を調べたところ、東京都の平均時給は2110円と出ましたが、山梨県だと1956円となりました。このようなサイトで、ご希望の業種の平均時給をチェックしてみてください。